今年も岐阜県ツアーに行きました!
初日は、天然温泉 三峰さんの14周年記念イベントにて昼夜2回のステージでした。
たくさんのお客様でにぎわう中でとても楽しく演奏させていただきました!
2日目は 瑞浪市のミュージアム中仙道 にてコンサート。
この日は書家の伊藤一樹さんとの音楽と書のコラボレーション!!という企画を行いました。
伊藤一樹さんはテレビ出演や神社などに書を奉納、また名古屋城本丸御殿にて個展を開催し、2万人以上動員するなど、とにかくすごい方です。
今回は、コンサートのラストのオリジナル曲「明日へ」に合わせて大きな書を書きあげる。
そんなステージを行いました。
写真は手持ちにベストなものがなかったので、一樹先生からの写真をお借りしました。
だいぶ昔の演奏になりますが、「明日へ」はこんな曲です。
この曲に合わせて書いていただいたのですが、前半の静かな部分は瞑想、そして中盤から大きな文字を書き始め、後半の激しくなる部分から一気に文章を書きあげる!!
ブログのトップの写真がその書です。
「晴天」
雨のち晴れ
人生は雨と晴れのれんぞく
心の中は晴を持とう
たとえ雨が降ろうとも
その瞬間瞬間に曲を受け取りながら、浮かんでくる言葉を書き上げるそうです。
演奏中は無我夢中でよく覚えていないのですが、、、というか必死。
一樹先生の気迫というか、息遣い、筆の走る音、すべての迫力に圧倒され、それに飲み込まれないように必死に心を保つのがやっとの状態でした。
文字をすべて書き終え、ほどなくして演奏が終わり目を開けると。
お客様の大半がボロボロと泪を流している。
何が起こっているのか一瞬理解ができませんでした。
そして書いたことと想いを説明していただき、さらに涙。
あっという間のコラボレーションに感じました。
必死でとにかく何も覚えていない。
お客様を見送ったあとに、乾かしている書を一人で眺めていると。
ぐっとこみ上げるものが、そして涙が、、、出そうになるので目をそらす。
演奏中の事がじわりじわりと思い出されてきました。
一樹さんの気迫の嵐に吹き飛ばされそうになるのを必死に踏ん張って耐える自分。
書き終え、一樹さんの「ありがとうございました!!」の叫びと共に、「あとはまかせたぞ!!」と心の中に言われたような気がして、さらに必死に吹く自分。
そして思い出した後に
「自分はまだまだだな、、、」
そんな風に思いました。
さらには、「こんなレベルでプロとして人前で演奏するなんて、、、
ケーナ、続けられるのかな、、、」
生まれて初めて、感じた衝撃でした。
実は一樹さんとは同い年。
活動を始めたのも同じ2008年。
ご縁を感じました。
でもこの差は何なんだろう?
考えれば考えるほど言い訳のできない現実が。
そんなこんなで一日終わり、定番の夜の長い打ち上げ。
元気のない自分を励ましてくれたのは、いつも応援してくれる、仲間たち。
そんな温かい仲間の中にいると、
「この人たちの喜ぶ顔が見たくて演奏してるんだなぁ」
とそんな気持ちになると、少し元気が出てきました。
それと、僕の定番の
「ま、いっか」
頭がショートするとすぐに切り替わるという特殊な脳みそ。
最終日は、瑞浪市のカフェ清涯荘さんにて。
山頂にあるパノラマビューの素敵なカフェ。
こちらは30人ほどしか入れない予定でしたが、10人以上も定員オーバーでまるで大家族のようなコンサートになりました。
ずっと応援してくれている方はもちろん、本当に親戚の集まりのような温かい空間。
そんな皆の心に背中を押され、最高のステージになりました。
そしてギターの智詠くん、パーカッションの熊ちゃんがずっと隣で支えてくれていました。
幸せな環境だなぁと、、、
一つ反省するとすると、コンサートの中盤に疲れがピークになってしまって、一瞬ぼーっとしてしまったことかな。
連日深夜の打ち上げが、、、
だって楽しいんだもん。
気合って大事。
体力がないから気合が出ることもある。
体力がないから無駄がなくなることもある。
と自分を甘やかし。
そんな濃い3日間を過ごさせていただきました。
書きたいこと、20%くらいしか書けなかったけど、まぁいっか。
伊藤一樹さん、関東にも来てほしいな!!
というか絶対呼びたい。
ファンになってしまったから。
https://www.yakusokunoki.com/
HP一度覗いてみてくださいね!
というわけで今回は、応援してもらえることのありがたみ、普段から支えてくれるお客様がどれだけ自分の力になっているのかを改めて心に刻まれた3日間となりました。
今更そんなことを思うなんて遅すぎる!
と反省しつつも。
また明日から最大限の力で進みます!
コンサートにお越し下さったみなさま。
そしてコラボレーションしてくださった、伊藤一樹さん。
3日間コンサートを作り上げてくださった、友人そして仲間たち!!
先陣を切って戦ってくれた、岐阜の父と母(勝手にそう呼んでます。)。
本当にありがとうございました!
また楽しいことしましょう!!